宮崎県立小林高等学校

昭和32年12月22日

昭和32年12月22日大阪で行われた第八回全国高校駅伝競走大会で小林高校は初の全国制覇を果たした。小林高校はその後も53年までに7回の優勝を果たし、優勝最多記録を作ったが、それ以後優勝がない。近年は県予選で敗れる不振もあるが、あの感激をもう一度!後輩たちの活躍を期待したい。この写真は初優勝した当時の貴重な写真である。

母校の栄誉を担って各校一斉にスタート。大阪市内を駆け抜ける。現在は京都で行われている。

最終区間(五千)は常盤高校(福岡)などと大接戦となった。アンカーの黒木選手はゴール寸前でトップに立ち、栄光のテープを切った。2時間14分10秒は大会新記録だった。現在の優勝タイムが4分台であり、飛躍的に記録が伸びている。

「よくやった!」ゴールした黒木選手を抱きかかえる若松監督。猛練習で選手達を鍛え、念願の優勝を果たして監督の目は感激の涙で潤んだ。

表彰式で優勝旗と優勝杯が小林高校に手渡された。

優勝したメンバー。
前列左から永久井、末元、留野、黒仁田
後列左から松元、三原、黒木、原西、内山の各選手。

故郷へ凱旋、小林駅広場で市民へ優勝報告する主将の黒木選手。

小林市内の優勝パレード。沿道に詰め掛けた市民から歓声が沸き、市内は高校日本一に沸き立った。

グラウンドに集まった全校生徒が拍手で迎えるなか日本一をお土産に選手達は帰校した。