ボランティアハウスの紹介 次のページへ進む 最初のページへ戻る

電子テキスト点訳の紹介

点訳の方法の一つで、電子テキストデータを点字データに変換し、点字プリンターで印刷するものです。ここでは、私の主要な活動場所である「ボランティア・ハウス」を例に、概略を説明致します。(このボランティア・ハウスは、1999年3月3日をもちまして閉鎖になりました。但し、「太陽CUG」は残っています。)


ボランティア・ハウスとは?

・・・所在

 パソコン通信PC−VANのSIGボランティア・ハウスというところです。J VOLUNTEERというコマンドで行けます。

・・・何をしているのか。

 主要な活動は、「太陽CUG」という電子テキストデー タの書庫の運営です。ここには、書籍などの原文の漢字かな混じり文データ、分かち書きされたかなデータ、点字データなどが収められています。
これらは、すべて著作権者からここに登録することの許諾を得ています。
「太陽CUG」の会員は、視覚障碍者に限られ、 入会時には、障害者手帳のコピーが必要とされます。また、データ利用の際は、原本を購入することが原則です。
この他に、関連情報や、コミュニケーションの部屋もあります。

・・・「太陽CUG」のデータのタイトルは?

 文芸書、パソコン関連、鍼灸関連などがあります。また 、最新のニュースの解説を記した「にっぽんNOW」、朝日新聞の「天声人語」があります。
データ一覧はこちらにあります。

・・・メンバーがしていること

 自分で点訳したい書籍や、リクエストのあった書籍の、 原文入力、あるいは、分かち書きのかな入力、点字データの制作を行っています。ここで、特徴的なのは、点字を知らなくても作業に参加できるということです。
原文入力は、文字どおり、原文のまま漢字かな混じりで入力すればいいですし、かな入力の場合は、支援ソフトの力を借ります。
まず、「80点」というソフトで、原文データを分かち書きされた半角カナデータに変換し、それを、校正します。
この、いずれも私にはとても相性がいいらしく、 落ちこぼれることなく、楽しくやっています。
この後の段階の、点字データの制作は、支援ソフト「BASE」などを使いますが、校正段階でより高度の点字知識が必要になります。
残念ながら私にはできず、他のメンバーが担当しています。
 パソコン点訳についての詳細は、「点訳工房」で学べます。

・・・著作権について

 著作権法では、第三十七条で、盲人用の点字および録音の場合に限って、著作物の複製が認められています。ですから、電子データの場合は、いかにCUGと言えども、著作物を自由に複製することはできないと考えられます。そのため、この「太陽CUG」では、各作品ごとに著作権者に登録の許諾を申請しています。もし、不許可の場合は、その電子データは点字作成用として利用されます。

 ただ、巻頭で述べたように、電子出版が日常的になされるのであれば、著作権を侵害しない形で堂々と情報を得ることができるようになりますね。従来の点字書籍、録音テープは、ほとんどが福祉という形で無料で提供されてきましたが、電子書籍の場合、一般の人と同様に対価を支払って手に入れることもできます。選択肢が増えるということはいいことだと思います。


 しかしながら、電子出版の現状は、私が述べているような理想には、まだまだほど遠いものです。ですから、現実的な電子データ活用法として、この「太陽CUG」があるわけです。また、「太陽CUG」には、視覚障碍者へ、現在出版されている書籍、あるいは、これから出版される予定の書籍をお知らせするために、「これから出る本」(社団法人 日本書籍出版協会発行)のデータが掲載されています。新刊書の点訳を希望される方は、これなどをご覧になって、原本を購入の上、ボランティア・ハウスで入力者の募集をされるといいと思います。インターネット上での新刊情報は、「週刊新刊全点案内」(図書館流通センター)で読むことができます。


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