昨今、単行本の電子出版の話題を耳にするようになりました。しかし、そのほとんどは限られた作家の作品だったり、既に著作権のなくなった古い作品だったりします。
それはそれでいいと思いますが、さらに進んで、書店の店頭の書籍をすべて電子出版することはできないでしょうか。
紙の書籍と共に、フロッピーやCD−ROMあるいはネットワーク上の電子テキストで販売されているわけです。店頭になくても、注文すれば取り寄せられるような。
そうすれば、視覚の不自由な方がパソコンなどを利用して音声で聴けるし、本をめくるのが困難な肢体不自由者も利用できますし、老眼の方が、文字を拡大して読むことも可能です。
新刊書や人気本は、まだ新しいうちに読みたいですよね。
ほんの十数年前、通信は300ボーが当たり前、データの記録もカセットテープを使っていました。技術の進歩はめざましいものがあります。
出版社がその気になれば、紙の書籍と共に電子デ ータの書籍を制作し、選択肢の一つとして消費者に示すことは十分可能なはずです。
また、こういったことは、インターネットについても言えます。ホームページの制作においては、
「誰もが読める」ということを意識して制作された方がベターです。特に、視覚障害者にとっては、そのハンディキャップは大きいものがあります。
このホームページでは、視覚障害関連の話題を中心に、電子出版の理想像について考えてみたいと思います。
1996年12月23日初版作成