では、なぜこの表現方法が有名なのかといえば、この表現方法を利用すれば、たくさんの文章の中から容易に見つけたい文字列を検索することができるためです。
この形式を使えば、以下のようなコギャルの会話にもついていけます(^_^)
「Windows ってあって…WINDOWSかもしんないしぃ、次にスペースが入ってるかもしんないしぃ、入ってないかもしんないし、後にやっぱ 98 が付くってゆーかー、もしかすると 95 が付いてもいいかなぁって感じでぇ…」
これ以上続けるとこちらがキレてしまいそうなのでこのあたりにしておきますが…これは、正規表現で書くと…
って感じで一行で書けちゃうっていうかぁ…あ、つい、口調が移ってしまった(^_^;)…書けるのであります。W(indows|INDOWS) ?9[85]
慣れればこれほど便利な方法はありませんが、ただ、ちょっと難しそうに見えます。そこでこの入門書の出番ということになります(^_^)
以下に述べる文字がその役割を担っています。すべて半角です。
. ^ $ [ ] * + ? | ( ) |
これらの特殊文字を正規表現では、「メタ文字」と呼んでいます。「メタ」というのは、「超」と言う意味で、あの「チョーむかつく」の「チョー」と同じ意味です。普通の文字以上の意味を含んでいるという意味になるかと思います。
しかしながら、これらのメタ文字は文字としてもよく見受けられる文字ですよね。そうです、そこに問題があります。
例えば、私たちはおおっぴらにすることをはばかって以下のような書き方をしたりします。
「俺はB*** G****が大嫌いだ!」これだと「俺はBeer Gardenが大嫌いだ!」という酒の嫌いな方の意見になったりします(^_^)が(ひとつ文字が足りないことはおいといて(^_^;;)
そこで、この行を検索しようとして、検索する文字列にそのまま
「俺はB*** G****が大嫌いだ!」と入力したりすると、永久にこの行は検索できません(^_;)
\. \^ \$ \[ \] \* \+ \? \| \( \) |
なお、\ 自体は、\\と書きます。