おじいちゃんの写真館


  このホームページのtitleは”現代かわら版”です。現代のトピックニュ−スを江戸時代の瓦ならぬホームページで表現しようとするものです。したがって、色々なテーマがふくまれますが、基礎になっているのは寺小屋のデカルトとパスカルです。これらの基本に基ずいて、ある時はデカルト的にある時はパスカル的に物事を考えながら行動していきたいと思っています。この写真集のなかには人・物・風景が出て来ますが、その各々ついてこの相反する二つの主義を当てはめて見ると面白いと思います。

  おじいちゃんはデカルト主義を最高と教えられ、教育されて来ました。その行く末が現在ですが、いいのか、よくないのか、首を傾げています。出来ればパスカル的な何かを物にしたいと考えていますが。もう遅い?なになに”きんさん、ぎんさん”もいますとりきみ返っています。

  画像が上手く入力出来たものからアットランダムに掲載していきます。またちょいちょい更新して行きたいと思っています。ではアルバムを開いて見ましょう。

画像

わが寺小屋の前景。

  1993.3.25に入居しました。92年に静岡から転居し、約一カ年宮崎市内のマンション暮しの間に新築したものです。裏の写真は掲載してませんが、広がる芝生と谷川が含まれ約50メートルの絶壁の下は綾南川の清流が流れています。遥かな山並とひろがる田園風景は目を楽しませてくれます。

記念碑。

  転居して直ぐ記念碑の建設にかかりました。綾城の見える敷地を求めそこに建てました。碑銘は”一つの小さな永遠”としました。ゲーテミニヨンの中に出てくる言葉ですが、借用して日本語にしました。志しを同じくする人々のやすらぎの場所にしたいと思ったからです。

岐阜大学のスタッフ。

  日本の暗黒の時代とも言える戦前・戦中を耐え抜き、開放された戦後、阪大の技師学校にやっと辿り着きました。そこでは約20年の苦節の日々が流れました。逃げる様に行った宮崎大学は楽園でした。あまり良すぎて研究を忘れる事も。これではならじと気候風土が厳しい岐阜大学に転出しました。そこで待っていたのは素晴らしい研究の場でした。此の写真はその当時のスタッフの人々です。一人一人に限り無い思いでと感謝を捧げます。

MIIの理事会。

  昭和39年(1964年)に金森先生と計り、立入先生の肝煎りで”医用画像情報学会”を創立しました。今年は35周年になります。会員500名足らずの学会ですが、年3回の活発な研究会を開催しております。 此の写真は理事の面々です。現在は放射線画像の基礎とCADの研究テーマが盛んです。

学会懇親会にて。

  日本放射線技術学会懇親会でのスナップ写真です。川上会長と大塚理事です。川上会長は4年間の会長在任中学会の組織改善に対外的にも対内的にも活躍された方です。大塚理事は大塚ゼミで有名な方でどちらの方とも親しくさせて頂いております。

寺小屋の前で。

  寺小屋を訪れた寺子の面々です。松井君は芝生を刈ると意気込んで来てくれたのですが、300坪芝生を見ただけで、黙って終いました。稲津君・小寺君は古くからの寺子です。いずれも技術学会の主要な役員で将来が嘱望されています。此の写真を撮ってくれたのは岐阜大の藤田君です。小寺君は私が宮崎大に赴任して来て始めての入学生で最も師弟関係が長い教え子です。

教え子と共に。

  日本放射線技術学会第56回総会学術大会大会長平林久枝君です。技師学校時代の懐かしい教え子です。何時会っても”先生先生”と声をかけてくれます。技師学校では数少ない女子学生でした。いまでは女子学生が多いそうですが、当時はクラスに一人か二人位で珍しく男子学生の関心の的であったようです。それらの中でも100名足らず?の技師を抱える部局の長は彼女一人です。教え子ながら見上げたものです。彼女は外国旅行がとても好きで毎年頂く年賀状はその旅行の写真です。大会長振りが楽しみです。

前越先生のお陰です。

  小寺君は前越先生の御指導のお陰で成長してきました。前越先生は技師学校時代・短大時代を通じて技師教育に専念され、大学教育にまで発展させられました。このように技師学校から大学まで通して尽力して来られた方は他にはおられないのではないでしょうか。私の尊敬する人物の一人です。今後益々斯界のために御活躍あらん事を念じております。

浜松大学の仲間たち。

  浜松大学は経営情報学部の文系大学でしたが、どちらかと言えばパスカル的な雰囲気を持っていました。学部長として6年間良い勉強が出来ました。気のあった仲間たちと時には集まって、創立時の抱えるあらゆる悩みや将来の希望・夢を語り合ったものでした。現在では10周年記念も遥かに過ぎ、新しい国際経済学部が誕生し建物も創立時と見違える様に立て込んで来ています。益々の発展を祈念します。

土井先生と。

  御存じ土井先生は偶数月には帰国しておられるとの事です。彼とは極光時代からの知友で、彼との出会いは私の人生にも研究にも大きな影響を与えました。研究を通じて彼との親交は深まるばかりです。また技術学会にとっても恩のある方です。毎年、技術学会会員を招聘して研究の便を計って頂いています。それに応えて最近頓に有能な研究者が輩出している状態です。CADの世界的な権威で、彼に続く若い学徒が懸命に研究に没頭しています。益々、御発展ある事を心から祈っております。