#46「イルミネーション」 2004/11/30

始めに断っておくと、僕はイルミネーションが好きだ。
多くの女性や天邪鬼な男性たちと同じか、
もっとそれ以上にあこがれていると思う。

クリスマスが近づくと、僕の家のリビングにはツリーが飾られ
毎年のテーマを持つ煌びやかな光が溢れる。
シンプルを好むけど、ヴォリュームは必要だ。
雑誌の特集記事も興味を持つし、有名な場所へ行きたいとさえ思う。

ところが、実際イルミネーションに飾られた家や街をを見るのは
とても窮屈になる。その感じが伝わるかなぁ。
他にピタリとはまる言葉はないんだ。ただ僕は窮屈になる。
赤や青や大きなものや小さなものや、点滅したりしなかったり
いったい何を目的としているのだろう?
雑に波打った螺旋とか、きっと毎年増え続ける瓦をつたう球だとか。
誰かはセンスのなさにため息もつくだろう。
必要以上の自己満足に目もそむけるだろう。

僕は、決してそうではなくて、光自身に意識を感じないから窮屈になる。
衣装もつけてない化粧もしていない
それどころか、台本も読んでいない、タイトルも知らない、寝起きの女優を
オペラ座のミュージカルの舞台に立たせているような、肩を竦めたくなる気分だ。
君はこんなラヴストーリーの主役を演じてほしい。
本も読んで、相手役の騎士を愛して・・・なんて説明しておくべきだ。
キャスティングした監督の責任としてね。
ほら、こんな僕の文章でもわかるでしょ。
本当に僕は冬の景色の窮屈さにたいして、混乱しているってことを



明日晴れたら、海に行こう。