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すべての生物はみな大気の底で生まれ、大気の底に棲(す)み、
大気の底に死んでいきます。すべての生類は空気なしでは生きてい
けないし、しかも昼も夜も太陽と地球の作用に影響されて変化を幾
重にも重ねていきます。目には見えない空気という微粒子が人間は
もちろんのこと、すべてのものの運命に大きな変化を与えていると
考えられるわけです。
この気は人間のばあい胎児が母体から出た瞬間「おぎゃあ」と泣
いて呼吸したのが、その人の体の中に保たれます。この気を保気と
いって、保気された大気を本命といいます。本命は字のとおりに本
然の命すなわち命の本です。この本命こそ先天的にその人の性格、
運命を左右するものだと考えられたのです。
この考え方に基ずいて、生年・月・日・時によって生まれつきの性
格や運命を判断する方法を四柱推命学といいますが、ここで皆さん
は当然つぎのような疑問を持たれるはずです。それは、人間はみな
この四柱すなわち生年・月・日・時によって先天的に運命が決定づ
けられてしまうのだろうか、という疑問です。
この疑問に対して答えてくれるのが気学です。これは先天的に運
命を打開できる方法なのです。
結論としていえば、四柱推命学も気学「方位学・家相学」もみな
易の根本原則に立脚した空気の学問です。言葉をかえていうなら、
太陽から下降する動電気と、地中から上昇する静電気の学問です。
ですから、たとえ力をつくして奮闘努力して人間としての行為に欠
点がなくても、過去において自然の法則にさからって凶相の家に住
んでいたり、または家の方角で大凶方を犯した人々は、本人にとっ
てほんとにおもいもかけない災禍を受けます。これとは反対に自然
の法則に従順で、過去の運命上の悪い原因(悪因)を消しながら、
良い原因(善因)をつみ重ねるならば、将来の幸運を確保できるの
も当たり前のことです。 (大気の底 長原芳郎著より)
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